文人墨客

浅草オペラ、カジノ、フォーリ全盛時代がやって来た。『蕎麦辞典』に、往時を回想して女優望月優子は、「私たちは、川端先生につれられて、お座敷のある座って食べられる、その萬盛庵で年越そばを食べる風習を知った。」と述懐した。
同時に川端先生の小説『寝顔』にも萬盛庵は出て来る。〈 浅草の鳩も寂しく思ふらむ日ごろ見慣れしわれを見ぬため 〉と詠んだ吉井勇先生は、当時しきりに浅草へ出没した。大勢の取まきの方と萬盛庵へ繰り込んで来る。そば屋は、文人あるいは有名人が来ても、別段いちいち主人が挨拶に出向かない。が、おなじみ吉井先生だけは母が挨拶に出向くことがあった。お仕事で京都にいらっしゃると、〈萬盛庵のそばがき食いたし〉と葉書がくる。店に先生の色紙、短冊あまたあったがそれもすべて灰燼に帰した。

前の記事へ     次の記事へ

 

美味しいラーメンの作り方

 

 

美味しい餃子の作り方

 

お客様各位

いつも当店をご利用頂きまして、誠にありがとうございます。お問い合わせ窓口の営業時間は平日の10時~17時です。窓口の営業時間外や土日祝日は、Eメールからのご予約やお問い合わせへのご返信が翌営業日以降となります。お急ぎの場合は直接各店舗へお電話にてご連絡いただけますよう宜しくお願い致します。
ご迷惑をお掛けし申し訳ございません。ご理解の程宜しくお願い致します。

魚町店:093-551-2849

井筒屋店:093-522-2887

PAGE TOP